空也忌の魚版の月ぞまどかなる 飯田蛇笏 比叡山の僧侶の帰属化に嫌気がさして市井の僧となった空也 念仏僧として諸国を遍歴し、満月の美しさに魅了された空也 最後はみちのくの地で、十三夜に念仏することを夢見た姿は 京の六波羅蜜寺にしっかり刻まれている。